■ ID | 885 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 関東平野における地下温度環境の変遷 |
■ 著者 | 宮越昭暢
A. Miyakoshi
(独)産業技術総合研究所 林武司 T. Hayashi 秋田大学 川合将文 M. Kawai 東京都土木技術センター 川島眞一 S. Kawashima 東京都土木技術センター 八戸昭一 S. Hachinohe 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2008 |
■ 誌名・巻・号・年 | 平成20年度日本応用地質学会研究発表会、平成20年10月30日 |
■ 抄録・要旨 | 本発表では、関東平野の中でも特に都市化の著しい東京都東部および埼玉県南部を対象として、現地調査ならびに既存情報の整理から認められた地下温度・地下水環境の長期的な変遷について報告する。武蔵野台地中央部から西部の郊外では、非舗装地域の割合が多くなる。平面温度分布と比較すると、深度50mに認められた台地東部の高温域の分布は市街地の分布と一致しており、非舗装地の割合が多い郊外では16℃以下の低温域となっていた。台地東部の高温域は、深度100mにおいては確認されず、低地中央部の高温域と異なって深部との連続性に乏しく、浅部に限定された高温域となっている。このことは、台地東部の高温域が都市化に伴う地表面温度上昇の影響をより強く受けており、低地中央部に認められた高温域とは形成要因が異なることを示している。これらの地下温度の分布傾向は、台地東部を中心としたヒートアイランドが地下にも形成されていることを示唆したものといえる。 |
■ キーワード | 地下温度プロファイル、ヒートアイランド、地下水位観測井 |
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